グーグル・アナリディクスの第1ステップ

前項では、アクセス解析では入り口とサイト内、出口の3つが分かると述べました。まずはグーグル・アナリテイクスの「ユーザーサマリー」というページを見て、自社のホームページの入り口、サイト内、出口を把握します。

セッション+ユニークユーザー

ユニークユーザーとは、サイト訪問者のユニーク(重複のない)数を指します。セッションとは、サイト訪問者の延べ人数のことです。同じユーザーが時間を置いてサイトを訪問すると、セッション数は増えますがユニークユーザー数は増えません。この2つのデータから、毎月どれくらいの人がサイトを訪問しているのかが分かります。そして、セッション数をもとに目標コンバージョンを達しているかどうかを計算します。セッション数が1000人で、目標コンバージョンはセッション数の1%の場合、10人から問い合わせがあれば目標をクリアしたことになります。

平均ページビュー数

サイトに訪れた人が大体何ページ回覧しているのかが分かります。1、2ページしか見てもらえないのであれば、中身に問題があると考えられます。なお、目標値は3~5ページビューです。

平均サイト滞在時間

ホームページに訪れたユーザーが去るまでの滞在時間が分かります。この数値が1分以内であるなら要注意です。ほとんど見られないまま去っているので、魅力のないホームページということになります。

直帰率
入り口ページだけを見てサイトを去ってしまう割合がここで分かります。直帰率が60%以上は要注意です。ショッピングでいうなら、店をざっと見て商品を手に取ることもなく店を出てしまうようなものです。

新規セッション率

新規に訪れるユーザーが少ない場合は、何度も訪れる「ファン」が多いと考えられます。ファンが多いのは喜ばしいことではありますが、毎月新しい問い合わせを得るためには、新規のユーザーが増えていかなければなりません。50%程度が新規セッションであるなら、問題ないと考えられます。なお、ホームページ開設やグーグル・アナリテイクスの導入から時間が絞っていない場合は、70%以上の新規訪問がないと効果が出ていないと判断します。

工藤龍矢書籍『グーグル営業』より抜粋

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