第3章 グーグルに選ばれるキーワードの作り方

コンバージョンのための理想的な順序

webマーケティングとは、キーワードに始まり、キーワードに終わるといっても過言ではありません。

自社のホームページに訪れるユーザーのほとんどは、何らかのキーワードで検索するというステップを踏んでいます。そのキーワードを知ることが、売れるホームページや儲かるキーワードを作る事でのキーポイントなのです。これまでの章で述べたように、売れるホームページとは、コンバージョン(営業成約)が取れるホームページです。

コンバージョンを取りやすくするには、自社のホームページがグーグルやヤフーなどの検索エンジンで上位に表示されなければなりません。その方法を総じてSEM(Search Engine Marketing)といいますが、その具体的な方法として、「SEO」と「検索述動型キーワード広告」(リステイング広告ということもあります)による広告掲載などがあります。キーワード広告とは、グーグルやヤフーの検索結果の上部および右横にスポンサーリンクとして表示されるテキスト広告のことで、クリックされた回数に応じて広告料金を支払うシステムが特徴です。

SEOやキーワード広告を利用して、効率よくコンバージョン率を上げるためには、守らなければならないプロセスがあります。

ステップ1、キーワード広告を試験的に出す

ステップ2、儲かるキーワードを特定する

ステップ3、SEOを始める

ステップ4、キーワード広告を始める

たいていはキーワード広告ではなくSEOから始めてしまいますが、そこが盲点なのです。顧客がどんなキーワードで自社のホームページに訪れてコンバージョンにつながっているのか、それを知るためには、まず自社のホームページが検索画面の上位に表示されないとユーザーに選んでもらえないという現状があります。SEOで検索傾伎を上げるには時間がかかりますが、キーワード広告なら100%確実とはいえませんが、スポンサーサイトのコーナーに表示される可能性が格段と上がります。そこをクリックしたユーザーがコンバージョンまで達するかどうかのデータを集めれば、ステップ2の「儲かるキーワード」 が特定できるのです。

キーワード広告に自社の広告を掲載するには、グーグルが運営する「アドワーズ」か、ヤフーが運営する「スポンサードサーチ」に申し込む必要があります。この2つのサービスでキーワード広告の70%以上を占めているので、できれば両方利用した方がいいのですが、まずはスポンサードサーチから始めてください。ヤフーの方が利用するユーザーが多く、スポンサーサイトの枠が広いというメリットがあります。

工藤龍矢書籍『グーグル営業』より抜粋

 

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