売れるホームページ作りのためのチェックリスト
自社のホームページがBtoB向けになっているのかどうかを調べるために、まずは次の14項目のチェックポイントに答えてください。今のホームページをリニューアルするにしても、何が問題なのかを洗い出さないと売れるホームページは作れません。評価は○△×の3段階で行ってください。
1、自社の営業プロセスの中でホームページの位置付けが明確になっている
「儲かるしくみ〈完全制覇〉4ステップ」の中で、ホームページにどのような役割を持たせ、どうすればその役割を来たすことができるかを、戦略的に検討されていますか?
2、ターゲットが誰か、はっきりしている
ホームページを誰に見てほしいのか、誰が見れば自社の望む反応をしてくれるのかを事前に設定し、そのターゲットに合わせたホームページ作りができていますか?
3、何を扱っているホームページかが一回で分かる
何を扱っているホームページか、パッと見て分からないと、開覧者はすぐにそのページから離れてしまいます。さまざまな情報を盛り込もうとして、何屋のホームページか分からなくなっていませんか?
4、自社のUSP(強み)が目立つように表現されている
自社のUSPが何かということは、顧客に向けたメッセージとしては一番重要です。ホームページの一番目立つところに自社のUSPを掲載して、顧客に強く訴えていますか?なお、USPについては第3章を参照してください。
5、導線がしっかり設計されている
閲覧者がホームページ内を移動するときに、どういう導線をたどるのか、ホームページ設計時に検討されていますか?閲覧者のニーズや心理を把握し、自社の望む反応を得るための導線が用意されていますか?
6、反応装置が分かりゃすく、複数用意されている
資料請求・見積請求ボタンは分かりゃすい場所に配置されていますか?メールでの問い合わせ方法だけではなく、電話やFAXでの連絡方法も記載されていますか?
7、お客様の声、導入事例が豊富にある
お客様の声、導入事例は購入を検討している人にとっての安心材料です。仮名やイニシャルではなく、本名で掲載されている方がリアリティがあります。お客様の声、導入事例が掲載されていますか?1つではなく、複数あるとさらに効果的です。当社のホームページを参考にしてみてください。
8、閲覧者からメールアドレスを獲得するしくみができている
見込み客の中には、資料請求や問い合わせをするほど興味の度合いが高くない人も含まれます。その人たちを取り込んで、メールで接触を続けると興味を引き上げることができます。資料請求や問い合わせ以外に、メールアドレスを獲得する反応装置が用意されていますか?メールマガジンはそのために有効な手段です。
9、十分な情報景のコンテンツが用意されている
ホームページから十分な情報を得ることができないと、コンバージョンに結び付きません。商品説明の情報だけではなく、関連した情報や専門家からの情報を掲載して、閲覧者に安心感を与えていますか?
10、人気のコンテンツの入り口が目立つところにある
閲覧者がどのコンテンツを見たいのかは、グーグル・アナリティクスのようなアクセスログ解析サービスを使えばすぐに分かります。よく見られるべージの入り口はバナーのような目立つ形になっていますか?
11、ホームページ閲覧中に迷わないようになっている
閲覧者がホームページ内のどこにいるのか迷わないよう、閲覧者を適切に導くメニューやリンク構成になっていますか?
12、目的のページに3クリック以内で行けるようになっている
トップページから目的のページに到達するまでに、何回もクリックが必要になっていると閲覧ん者がホームページを離れていきます。またSEO上も階層が深いページは好ましくありません。トップページから目的のページに行くために必要なクリック数は3回以内ですか?
13、ターゲットのニーズに合ったキャッチコピーが付いている
閲覧者の興味を引くようなキャッチコピーが付いていないと、せっかくクリックしてもすぐにホームページを離れてしまいます。商品案内のページなど、とくに反応をとりたいページでは、ターゲットを想定してページに合ったキャッチコピーが付いていますか?
14、ホームページの更新が定期的に行われている
ホームページの更新がされていないと閲覧者の信頼感が薄れてしまいます。また、SEO上も更新頻度が低いとホームページの評価が下がります。ホームページは定期的に更新されていますか?
いかがでしたか?△×がついた項目は、早急になんらかの対応が必要です。ホームページを手直し、またはリニューアルするにあたっては、重点的に見直してほしい項目です。○のついた項目はさらに充実を図りましょう。ホームページを手直し、またはリニューアルしたら、同じ14項目をもう一度チェックしてみて下さい。すべての項目が○になるよう定期的にホームページを見直しましょう。
工藤龍矢書籍『グーグル営業』より抜粋