動画を効果的に使う

売れるホームページにするための方法のーっとして、ぜひ試してほしいのは動画を配信すること。動画で配信する内容は、ユーザーが欲しいと思う情報であるのが基本です。セミナーや講演会の一部、商品の使い方などの動画がベストです。

動画を配信すると、業種・業界問わず、20%~40%くらいコンバージョン率が上がります。文章を読むより、やはり動画の方が頭に情報が入りやすく、インパクトがあります。そして数分で相当量の情報を提供できるのも大きなメリットです。

動画を配信するとき、動画共有サービス「ユーチューブ」にアップし、それをホームページにもアップするのがポイントです。自社のホームページを見た人だけではなく、ユーチューブで見たユーザーが、内容に興味を持ったらホームページに訪れる可能性があるからです。そのうえ、ユーチューブは無料で利用できるので、サーバー代の節約にもなります。

自社のホームページだけに掲載してもいいのですが、その際はトップページに大きく告知するなど、動制に導くような仕掛けを作るといいでしょう。実際に、当社のホームページでセミナーの告知の動画を配信してみました。その際に7つ並べてみたところ、1つ目の動画の再生回数は500回、2つ目が256回、3つ日以降は171回、150回、60回、70回という結果が出ました。動画は1っか2つがいいと思う人もいるかもしれませんが、多く載せておいても一定数のユーザーは見るということです。

動画自体は意外と簡単に作成できます。アドビシステムズの「プレミア・エレメンツ」などのソフトを使えば3~5分程度の動画であれば誰でも作れます。

動画の内容は、セールスのツボでもある情報を提供すること。コンピュータソフトのデモンストレーションの動画、製造業が生産ラインを動画で配信するケースは、最近増えています。コールセンターを企業が利用するときは必ず現地の見学をしてから契約するかどうかを決めるので、疑似見学のような感覚で現場の様子を伝えるのも一案です。学習塾が授業風景を配信するのもいいでしょうし、素材はいくらでもあります。皆さんも自社のを動画で何を伝えればいいのか、考えてみてください。

 

リアクションを起こさせる工夫

ホームページを見に来てくれた人が、すぐに離れてしまうことなく、コンバージョンへと誘導するには、ホームページ上の目立つ場所にコンバージョン=次にとって欲しいアクションへ誘導する装置を用意しなくてはなりません。

コンバージョンを促す反応装置は、次の2点に注意して掲載します。

1、分かりゃすい形で掲載すること

2、顧客の関心の度合いに応じて複数用意しておくこと

せっかく興味を持つでも、コンバージョンの方法が分かりにくかったり、手続きが視雑すぎたりすると、顧客は離れていってしまいます。反応装置は、ホームページ上の目立つ場所、通常はトップページに配置します。USPに合ったキャッチコピーを付けて、ボタンを大きくするなど、興味を持った人がすぐにアクションを起こせるように工夫します。

さらに細かく説明すると、ボタンは立体的で丸みのある形にし、暖色系の色を使うと顧客がボタンを押しやすくなる心理的効果があるようです。大手企業の多くも、このようなボタンを使ってコンバージョンを導こうとしています。また、資料請求、見積依頼、メルマガ登録など、顧客のAISASのレベルに見合うように、いくつかの反応装置を用意しましょう。メールアドレスの登録フォームだけではなく、電話番号、FAX番号も掲載して顧客のリアクションを広く受け取れるようにします。さらに、メルマガやステップメールにも反応装置を付けて、リアクションを促しましょう。

 

 工藤龍矢書籍『グーグル営業』より抜粋

 

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