ステップ4 キーワード広告を始める
キーワードのグルーピング手順
ここまでのところで、多くのキーワードを洗い出してきましたが、それを広告文で活用するために、分類する必要があります。
まず、キーワードを、検索ボリュームとニーズが明確かどうかで2つに分けます。検索数が多く、顧客のニーズが明確なキーワードは「キラーキーワード」に分類します。これこそ儲かるキーワードで、広告文に積極的に使うべきです。キラーキーワードには、製作、外交、アウトソーシングなどの行動キーワードが含まれていることが特徴です。具体的には、あるホームページ制作会社を例に挙げると、キラーキーワードには、「ホームページ制作」「ホームページ構築」など、売りたいサービスにピッタリのキーワードが分類されます。
ニーズが明確でも、検索ボリュームが少ないキーワードは、「ニツチキーワード」に分類します。集客はできますが、安定して顧客が来てくれるわけではないので、優先順位は2番目になります。「ニッチキーワードには、あるホームページ制作会社の場合、「ホームページ集客」や、「webマーケティング」などが該当します。「集客」というキーワードを使うということは、ニーズがかなり明確ではありますが、誰もが使うキーワードではありません。「webマーケティング」も同様に、明確な意思は感じますが、ホームページでwebマーケティングを考えているユーザーはほとんどいないので、検索数は少ないキーワードなのです。
検索ボリュームがあってもニーズが明確でないキーワードは、「ビックキーワード」に分類します。これは、検索数が多いため、サイトへの流入は増やせますが、ニーズがあいまいなため、コンバージョン率は下がってしまいそうなキーワードです。
例えば「ホームページ」というキーワードはビッグキーワードです。漠然とホームページというキーワードで検索する入は数多くいると思いますが、ホームページで何がしたいのかニーズが分からないからです。
検索ボリュームが少なく、ニーズも明確ではないキーワードは、「ゴミキーワード」に分類します。これは、はっきりいって売れないキーワードです。クリックされてもほぼコンバージョンにつながらないキーワードなので、あまり対策する意味はありません。余裕があれば対策してもいい、という感じで捉えておきましょう。
4つのうち、キラーキーワードとニッチキーワードを把握することが大切です。これらのキーワードをホームページにちりばめれば、コンバージョン率も上がると考えられます。
工藤龍矢書籍『グーグル営業』より抜粋