広告文に入れてはいけないこと

広告文に広告臭があるとユーザーはクリックしないとお話ししましたが、そのほかにも注意事項はあります。

1、会社名や商品名は出さない

顧客は、知らない名前はクリックしません。そのため、全国でテレビCMを流しているような会社でなければ、会社名や商品名は出しても効果はありません。それよりも、メリットや実績などを説明した方が、クリック率は上がります。

2、顧客が直感的に理解できない言葉は入れない

例えば、「超低分子モズクエキス」「医師が認めるナノ技術」などは、パツと読んで理解できるキーワードではありません。例えそれがアピールしたいポイントであっても、ユーザーに理解してもらえなければ自己満足になります。素通りされてどんどん表示順位が下がるでしょう。

3、顧客の心理状態とずれた広告文にしない

例えば、「浮気調査」という検索キーワードで、「アナタのパートナーの不審な行動」という広告文が入っていると、ユーザーはどう思うでしょうか。パートナーに不信感があってこのキーワードで検索している人が、そんな分かりきった文章を読んだところでクリックしてくれるはずありません。キーワードインテントを考えて、顧客の心理とずれないことが大切です。

では、「浮気調査を早期解決」という広告文はどうでしょうか。これならクリックする人が多いと思うかもしれませんが、これも順位を下げるキーワードです。顧客にしてみたら、浮気を早期解決してほしいわけではなく、きっちり間違いなく調べてほしいのです。「浮気されたあなたのために」という広告文を使っている浮気調査会社の表示順位は確実に上がってきています。まさに顧客のニーズにマッチしたキーワード広告文なのです。

工藤龍矢書籍『グーグル営業』より抜粋

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