グーグル営業で生き残れる組織を作る
「うちの会社の商品は悪いから売れない」これは営業マンからよく聞くセリフです。
「うちの会社の商品はいいのに、営業マンの能力がないから売れない」これは経営者からよく開くセリフです。
こういう悩みを抱えている会社がとる行動は、新商品の開発か優秀な営業マンを雇うために求人誌に広告を出すといった方法でしょう。どちらもコストがかかりますし、開発するのも営業マンを自社に迎えて育てるのも時間がかかります。コストと時聞をかけた結果、必ずしも望む成果を得られるとは限りません。
ただし、成功したときは2倍か3倍、場合によっては20倍や30倍も売り上げは伸びるので、ハイリスク・ハイリターンの投資といえます。一か八かの賭けに出るより、今ある材料で売り上げを伸ばす方法を考える方が、よほど建設的ではないでしょうか。
その方法の1つがグーグル営業です。同じ商品でも、営業やマーケティングを駆使して売り方を変えるだけで、売り上げは確実に20%～40％はアップします。グーグル営業はコストはさほどかからないので、ローリスク・ローリターンの方法だといえます。
2割か4割アップは劇的な変化とはいえないでしょうが、毎年そのベースで着実に成長を続けられたら、企業は生き残っていけるでしょう。目先の大きな利益を追うのではなく、長期的な視野に基づいた経営戦略が必要なのです。
本コラムを読んで2っか3つでも取り入れていないことがあったら、すぐに実行してみるようお勧めします。
工藤龍矢書籍『グーグル営業』より抜粋
