グーグル・アナリティクスでコンテンツを分析する

ホームページのそれぞれのページについて分析をします。ホームページを改善するにしても、具体的にどのページをどのように改善すればいいのか、判断材料が必要となります。そのためのデータを集めるのです。

よく見られているページはどこか?グーグル・アナリティクスには、ユーザーが閲覧しているページを上位から表示する「上位のコンテンツ」というページがあります。ここでそれぞれのページの閲覧数、閲覧時間、直帰率や離脱率が分かります。

当社の場合、eセールスマーネージャーに関するページの閲覧が圧倒的に多く、滞在時間も3分以上と、多くのユーザーが真剣に読んでいることが分かります。同じようにセミナーやプロセスマネージャーの考え方のページも上位に表示されているので、当初の考え方に共感してもらった方に顧客になってもらいたいという狙いと合致していると考えられます。

入り口ページはどこか
ページごとに閲覧を開始した数と、それぞれのページの直帰数、直帰率が分かるのが「閲覧開始ページ」と「離脱ページ」です。直帰率が高いと、そのページから入ってすぐに去って行ってしまったユーザーが多いことになります。

すべてのユーザーがトップページから入つてくるとは限りません。キーワードの検索の仕方によっては、ほかのページから入ってくるユーザーも大勢います。トップページが入り口になる割合は30%以下が理想的です。ですので、大切な情報をトップページにだけ詰め込んでいると、ほかのページから訪れたユーザーの離脱率が高くなります。とくに注意したいのは、閲覧数は少なくても直帰率は低いページ。こういったページもコンバージョンに貢献している可能性が高い「ロングテール」効果があると考えられます。

離脱ページはどこか

離脱数の多いページもランクで表示されます。離脱数の多いページは読ませ方や見せ方の検討が必要です。特に商品やサービスの説明をしているページで離脱数が多い場合は、徹底的な見直しが必要です。

多くの訪問者が想定した導線をたどっているかトップページからどこのページに飛んでいるのかをチェックする機能です。ホームページを作る際に、トップページに商品の大まかな紹介、2ページ日に商品を使用するメリット、3ページ日に使った人の感想。という具合に、何ページかに分けて説明するのはよくあ
るパターンです。その際に、作る側としてはトップページから順に読んでもらうことを想定しています。その通りにユーザーがたどっているのかをチェックするのです。

工藤龍矢書籍『グーグル営業』より抜粋

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